パニック障害の症状
パニック障害ですが、これはパニック発作や予期不安、広場恐怖の症状があらわれることによって判断されます。
予期せず引き起こされるパニック発作は、多様な症状があり異なる病気かと見紛うこともあります。
一番発生しているパニック発作は、心臓の違和感、痛みや動悸などの心悸亢進で、心臓の病気ではないかと心配する人もいるほどです。
さらに呼吸困難もよくあり、息苦しさを感じる・呼吸の仕方が分からなくなる・空気がうすく感じられるといった症状が挙げられます。
吐き気やめまいの状態になることもよくあり、意識を失ってしまう場合もあるほどです。
体に感じる症状に加えて、自分の存在を見失うケースもあります。
言うならば、自分自身なのに自分と認識できないような、もう一人の自分がいるような感覚を覚えることがあります。
これは、非現実感という症状となります。
この他、死ぬかもしれない、気が狂ってしまうかもしれないという強烈な恐怖感を覚える人もいます。
パニック発作には、別の病が要因になっているかもしれない症状もあるため、パニック障害と判断するときは、別に病を患っていないか確かめなければならないのです。
めまいが起きるときは、脳疾患・メニエール病・片頭痛などが隠れているかもしれないですし、胸が痛いときは、心筋梗塞や狭心症などの検査も必要です。
呼吸困難に関わる病気も調べなくてはなりませんし、そのような病気はないのにパニック発作が生じるようであれば、パニック障害ということになります。
正しく診断されるためには、病院で行われる問診が必須となります。
問診については、パニック障害を生じさせている要因を発見することに重点を置いていますので、思い当たる節があるなら具体的に話しましょう。