パニック障害の診断
パニック障害の診断がおりるまでには、病院での問診で、別な病気を発症していないかを明確にする必要があります。
問診を受けるときは、パニック障害の原因を明らかにするため、かなり細かい内容で質問されます。
ここまで打ち明けても大丈夫なのかなと心配するより、溜まっていることをすべてさらけ出したほうが良いでしょう。
喋った中身を材料として、医師が原因を分析してくれるので、患者が気にする必要はありません。
とりあえず、パニック発作の具体的な症状を質問されます。
発作が起きた時間、場所、どんな状態になったのか、それからここ最近に出た発作のことなど、発作はどのくらいでおさまったかやこれまでにどのくらいの間隔で起きていたかなどを質問されるでしょう。
他に、発作の症状が現れたことにより、自身の気持ちにどういう変化が発生したのか説明を求められます。
パニック障害ですと、発作に端を発して再び発作が起こるのを非常に怖がってしまい、それから逃避するために外出を行わなくなってしまいますので、その症状について見るのでしょう。
パニック発作を引き起こした原因で思い当たることも問われるでしょう。
日々のストレスの有無・仕事関係や人間関係での問題・身の周りで起こった事件など、徐々に情報を引き出します。
パニック障害を招いている患者の人柄を知るために、家庭環境や家族構成といったことも質問します。
これ以外に、飲酒、喫煙の習慣はあるか、いつも飲んでいる薬などについての情報も加えて、全体像を捉えて見極めていきます。
パニック障害に悩む人は、病院にすがりたくても出掛けた際の発作に恐怖している場合が往々にしてあるため、家族が一緒に行ってあげることをおすすめします。
同居している家族から情報を得ることも参考になりますし、パニック障害について把握してもらういい機会にもなります。
たった一人で闘うより、家族の手助けが得られるほうが安心です。